育児と人との出会い

― つなげよう 子育て笑顔 ならのまち ― このキャッチコピーを考えたのは昨年の夏です。私は日頃から子育て支援について興味を持っており、なら子育て応援団のキャッチコピーを募集するという記事が目に入り、応募してみました。

 

 私は、21歳と19歳の娘と夫の4人で暮らしています。結婚してしばらくは、兵庫県で仕事をしていました。妊娠が分かり仕事を辞め、夫の仕事の都合もあって奈良に来ました。そして、奈良で出産しました。出産した時、赤ちゃんはとても可愛くて、とても嬉しく幸せに思いました。でも、いざ子育てを開始すると、身近な人に頼ることが難しい現実がありました。実家の母は仕事があって住まいも遠方なため、しばらくは手伝いに来てくれたのですが、来ることができなくなりました。また、高齢で病気がちな義父のこともあり、義母には手伝いをお願いすることができませんでした。夫は仕事があるので、育児や家事の負担をかけてはいけないと思っていました。夫が仕事に行っている昼間は、一人で小さな生命を守る責任を感じていたように思います。

 

 

 

 

 そんな私の気分が少しずつ楽になっていったのは、娘が歩き出した頃のことでした。娘は外に出るのがとても好きだということが分かり、毎日、娘と一緒に散歩に行くようになりました。散歩をしている時に、子どもに声をかけてくれたり、微笑みかけてくれたりする人がいることで、私も自然と笑顔になっていました。confident

 そして、上の子が2歳半の時、下の子を出産しました。下の子が5カ月の時に、市が行っている親子教室に娘二人を連れて参加しました。子どもと私は、たくさんの、同じくらいの年ごろの親子と出会いました。子どもは、他の子どもたちや保育士さんと遊んだり、絵本を読んでもらったりし、私たち親は、子育ての悩みを話し合うなどしました。話すと気持ちが楽になり、元気に子育てができました。最初は、市が設けてくれた集いの場での交流だけでしたが、子どもたちが成長しても集まろうと、自分たちで連絡し合い、時々集まるようになりました。子どもたちが大きくなった今でも、たまに連絡を取り合っています。

 

 子育て仲間以外に、地域の方、なかでもご高齢の方々にとても娘たちをかわいがってもらいました。ご高齢の方は、とても温かい笑顔で子どもに話しかけてくださいます。私は、その笑顔を見るとほっとしていました。今、子育てを振り返ると、たくさんの人に助けていただいたと感謝の気持ちでいっぱいになります。shine

 上の子が小学1年生、下の子が4歳の時、義父に介護が必要となり、義父母と同居し、介護と育児を同時に経験しました。介護が忙しくて子どもたちに十分に関わることができないこともありました。娘二人が夜に、疲れて布団にも入らず寄り添って寝ているのを見た時には、辛い気持ちになりました。義父の体調が落ち着いたころ、今度は私が体調を崩し、一年間病院に通いました。

 自分の体調も少しずつ回復し、ある時、小学校の先輩のお母さんにPTAに誘われました。自分に出来るか不安でしたが引き受け、PTAの先輩が行っている放課後教室にもお手伝いに行ったり、幼稚園の未就園児の子どもたちと遊ぶボランティアに参加したりしました。自分の子ども以外の子どもたちのお世話を通して、私も色々勉強になりました。また、子どもたちから元気をもらいました。

 

 子育ては、楽しいのですが大変な時もあり、親子で乗り越えないといけない時もあると思います。一人ではなく、みんなで子育てができるような、そして、子どもたちに素敵な笑顔を注いであげられるような、いつまでもほっと温かい「ならのまち」であってほしいと願います。

Author:安田 安世

奈良市在住の主婦です。
昨年、なら子育て応援団のキャッチコピーの募集を見て応募しました。
子どもは、大学生の娘二人です。
娘たちから色々と教えてもらっています。
会話がとても楽しいです。

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