脱輪を助けてくれた男子中学生

 もう20年以上前になりますが、朝、保育所に子どもを預けに行った時、カリカリと子どもを急かしている私に対し、「お母さん、大丈夫? このままでいいやん」と声をかけてくれた保育士さん。きっと、私は鬼の形相だったのでしょう。ハッsweat01として、肩の力がスーッと抜けました。confident

 別の日、保育所からの帰り道、ぼんやり車をバックさせていた私は、後輪を溝に脱輪させてしまいました。途方にくれる私のそばに、近くを歩いていた帰宅途中の男子中学生3人が駆け寄って来て、「あーあ。車、持ち上げたるわ」。3人の力強い掛け声「せーのsign01が、必死でアクセルを踏む私の胸にしみました。

 その時、何食わぬ顔でちょこんと同乗していた幼い息子2人は、後年、彼らの後輩となり、頼もしい彼らと同じ中学校を卒業したことをとても嬉しく思っています。


 子育て中の皆様は、毎日忙しく、しんどいこともたくさんあると思います。けれども、近所の方々や保育所の保育士・幼稚園の先生、子育て相談に応じてくれる行政職員、地域のお店やボランティアさんなど、親子の生活に関わり、子育てを応援してくれている人がたくさんおられます。


 県では、県民の皆様に「社会全体での子育て応援」を呼びかけるため、11月3日にイオンモール大和郡山において、「子どもスマイルキャンペーン」を実施しました。

 当日は、地域で子育て支援活動をされているNPOや保育所・幼稚園等の関係団体の皆様がボランティアで参加され、パパの子育てを応援するミニセミナーやお子様を楽しませる音楽遊び、紙芝居など、多彩な催しが展開されました。

 子どもたちの笑顔、そして、子育て応援のムードを盛り上げていこうという関係者の熱意があふれたキャンペーンとなりました。

 今後も、12月の奈良マラソンなど、県内の様々な催しの機会に、「社会全体での子育て応援」を呼びかけていきます。


 子育ては、親だけがするのではなく、親を支えるという間接的な子育てを含め、地域全体、社会全体で行うものになれば、親子にとって子育て期は、希望と喜びに満ちあふれた素晴らしい人生の一時期になると思います。

 そして、親子をあたたかく包み込む社会が、全ての人を思いやる社会へとつながり、ひいては、だれにとっても安心して生きることができる豊かな社会となるのではないか。

 子育て期がすっかり遠い昔となり、幼い子どもさんの姿と将来の孫の誕生を重ね合わせる年齢になった今、私はこのように感じています。

Author:奈良県こども・女性局子育て支援課 金剛真紀

奈良県こども・女性局 子育て支援課の課長です。
子どもの笑顔があふれ、保護者がいきいきと子育てできるよう、課員一同と力を合わせて、子育て支援に取り組んでいます。

  • 奈良県の子ども・家庭に関するポータルサイト 子育てネットなら