「子どものイヤイヤ期を一緒にのりこえましょう。」
2015.06.26 Author:桜井市児童福祉課つどいの広場 小野 真由子
桜井市つどいの広場の小野です。0歳〜就学前までの子たちが、親子で遊びに来てくれる広場で保育士をしています
毎日様々な年齢のお子さんが遊びに来てくれるのですが、1歳半を過ぎた頃〜2歳半くらいのお子さんと来てくれる保護者の方たちから「なんでも、イヤ!自分でやる!って言うんです。」と困って相談を受けることがよくあります。私たちからすると「この子も自我が出てきて成長したんだな。」と微笑ましく思うのですが、毎日一緒に過ごしている保護者の方にとっては困ったことですね
奈良県の子育て支援プログラム幼児期編に基づいて、つどいの広場で「子育て講座 イヤイヤ期をのりこえよう!」を7月10日(金)に開催します。
講座の中でお話する内容を少し紹介させていただきます。
つどいの広場の中で、よくこんな場面があります。
帰る時に、お母さんが先に下駄箱から靴を出して玄関に並べると、子どもは『いらんー』と泣きだしてしまう。子どもは自分で靴を並べたかったんですね。『いや
』『自分でやる
』は、自分でやりたいという「自発性」が順調に発達しているということですね。「自発性」は「自分で考え自分で判断し、人に頼らずに行動する力」です。
こんな話もよく聞かれます。『つどいの広場に行く前に、おもちゃを片づけようとしていて、つどいの講座に間に合わないからママがやるわ、と私が片づけたら泣き出して、着くのが遅くなってしまったんです。』お母さんも『自分で片づけたかったんだね。』ということは分かっているものの、大人の都合を優先してしまい『ママがするから』『早くしなさい』と言ってしまう。
子どもの気持ちに寄り添って受け止めるのは難しいですよね。でも、子どもの気持ちになってみると『ママは私の思っていることと違うことを言う。』『私がおもちゃを片づけようと思っていたのに、ママが勝手に片づけた』と思っているかもしれません。
・・・出発の時間に余裕をもたせることで、子どもをせかすことが減るかもしれません。
・・・予告しておく。「お片付けが終わったらつどいの広場へ行くよ。つどいで、違う電車で遊べるよ。」など、子どもの側に立った理由づけもしながら、前もって知らせてみてください。
・・・お母さん自身が練習しておくことで意外とスムーズに対応できることがあります。子どもの側に立った理由づけを考えて言ってみたり、「自分でやりたかったんだね。」などと子どもに声をかける練習をしてみましょう。
私自身、小学生二人の子育て中の母親です。イヤイヤ期の時期を思い出すと、私はなんて子どもに寄り添えていなかったんだろう!と反省の思いになります。でも、真っ最中の時こそお母さんのリフレッシュが大切!家族に預けたり子育て支援サービスを利用して、子どもと離れる時間を作ったり、「こんなことあって、しんどかってん。」などと話をすることが必要だと思います。桜井市でも、いよいよファミリーサポートセンターが始まりますので、登録してみてくださいね。そして、このイヤイヤ期の時期はいつまでも続きませんので、うまく乗り越えましょう!
Author:桜井市児童福祉課つどいの広場 小野 真由子
桜井市児童福祉課つどいの広場 専属保育士
つどいの広場で保育士をして五年目になります。
毎日様々な年齢の子どもたちに会えること、保護者の方たちと子どもたちについてお話をするのが楽しみです。
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