シニア子育て支援ボランティアのある一日
2015.04.15 Author:シニア子育て支援ボランティアグループ「きらきら星」 藤沢恒彦
今日は入学式!そしてここはある小学校の2階の一室!
桜の花が舞い散る中をルンルンの新1年生が親に連れられ入って来るのが見える。少し緊張気味の子も。親御さんの我が子を見る目が輝いているように思われる。
(独り言)「私も入学式・卒業式でこのように子どもの成長を喜んでいたなと感慨に浸りかければ、いやいやそれは孫の入学式だった!我が子のそれには参加できていないんだ!」今、このような微笑ましい光景をみると、3人の我が子にさびしい思いをさせたのではないかとちょっぴり悔いいりかけたが、いやいや妻やお袋が助けてくれていたんだと思い直すことに。‘ありがとう’!!」
扉がガラガラと開き、ママやパパに連れ添われた子どもたちがやってきた。見知った子もいるよ。「おはよう!」「おはよう!」
3〜5歳児の5人、今回は珍しく全て男の子。新1年生の弟たちだ。リュックや水筒・上靴持参。胸や背中に名前のテープが。こちらサイドはシニアの女性2名とジイジの私の計3名。
さーて今日はこの子たちとどんな遊びになるのやら。
まずは用意されたミニチュアカー10台ばかりをあちらこちらへと走らせたり、ぶつけあいをする子に、線路や駅を組み立て汽車を走らす子。おとなしく遊んでいたのは始めだけ、そのうち跳んだり部屋を走り回り始める。滑って転ぶのがちょっぴり心配。
頃合いを見て、お馬や肩車をしようと声をかけると好評、何度も何周も。おかげさまで明日はひざ痛に肩こりか?
今日は、こんなやりとりありました、信じられますか
今年から園児になる3歳児がシルバー色のミニチュアカーを気に入り手放さずに持っていたところ、隣に来た同じ3歳児が僕も同じ自動車持っていると言い、それを取ろうとして引っ張り合い、つかみ合いの様相。
ケガをしないところで仲直りをさせなければと見ていたら、取り上げられそうになっていた子が突然「ごめんね」と言ってミニチュアカーの手を放す。
その言葉に「エッ」と驚いたが、その次には更に驚く
相手の男の子が一瞬の間を置き、「どうぞ」と言って返すではありませんか。
またまた感激!信じられませんでした。
見事なやり取り、解決方法を3歳児がやり遂げました
すばらしいこと教えてもらった1コマ。忘れられないものになりそう!
(独り言)「妻にもこちらから折れれば仲良くなれるだろうに]
式が終わり、ママがお迎えに来られる。この時、子どもたちの笑顔が最高 親子の絆を実感します。
今日の託児活動を終え、家路に向かう中、
(独り言)
「この託児活動に入って10年目、飽き性の私をしかも我が子の育児には全くと言っても参加していない私がなぜだろう?
子どもたちの屈託のない笑顔にこちらの顔も緩む、楽しい
また失敗と言う言葉がない飽きることない挑戦の連続!無限の可能性、将来性!を予感、期待させてくれる!応援したくなる。
一瞬一瞬の成長ぶりを目の当たりにし、自然と誉め言葉が自然に湧き出てくる。これが私を惹きつけるのではないかな。
私のこんな笑顔や行動は、妻や子どもは想像もできないだろう。そして決して見せることはないだろう。」と、思いにふける。
複雑

Author:シニア子育て支援ボランティアグループ「きらきら星」 藤沢恒彦
奈良県こども・子育て応援県民会議委員。
シニアボランティアとして、小学校等授業参観・行事時の弟妹たちの預かり等をされています。常ににこにことした笑顔で、ほのぼのとした雰囲気をお持ちです。奈良県の子どもたちの未来を真剣に考え、発言するお姿にいつも学ばせていただいています。
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