地域の子育て支援センターの利用について
2018.03.06 Author:市町村実務研修員 岡本 友香
私は、大学卒業後すぐに奈良県内の市役所で児童福祉の仕事に3年間携わり、現場で働く保育士の方々とも連携しながら、主に保育所入所の業務を行ってきました。
そして、現在は市町村実務研修員として奈良県女性活躍推進課で少子化対策、子育て支援及び男女共同参画等に関する仕事をさせていただき、1年が経とうとしています。
私は未婚で子どもはいませんが、仕事柄、妊娠中や子育て中のお母さんと毎日接してきたこともあり、仕事上だけでなく、実際の子育てにおける喜びや大変さについても、身近に感じたり、考えたりしていました。
これまで関わってきた、現場で働く保育士の方々はすごいと思います。子どもをあやしたり、一緒に遊んだりすることはもちろん、お母さんの悩みまで聞いて気軽に相談にのってくれます。
そして、子どもひとりひとりの個性を十分に理解し、成長や育ちにお母さんと一緒に真剣に関わってくれます。
また、保育士の方々は保育所だけではなく、「子育てひろば」、「つどいのひろば」などの愛称で親しまれている、地域の子育て支援センターにもおられます。奈良県内の市町村のセンターへの見学は、たびたび行っていましたが、どこに行っても子育て中のお母さんに寄り添う保育士さんの姿勢はとても素晴らしいものでした。
保育所にまだ通っていないお子さんも、お母さんや他のお子さんと一緒に遊べるように、保育士の方々のあったかい気持ちがこめられた手作りおもちゃや絵本などが、子育て支援センターにはたくさん用意されています。
それぞれご家庭の状況は違うので、周囲の方に子育てを手伝ってもらえる方も、手伝ってもらうことが難しい方もおられると思います。地域の子育て支援センターは、お住まいの市町村でどなたでも利用することができますので、すべての方の子育ての手助けになります。そして、その場に来られているお母さん同士、お子さん同士も仲良くなって、交流の場にもなっています。育休中のお母さんや家で保育をされているお母さんは、ぜひ一度、地域の子育て支援センターへ遊びに行ってみてください。
この4年間、仕事を通じて学んだことは、子育てをするお母さんは、とにかく一人で子育てを頑張ろうとする必要はないということです。
市町村の窓口で話していると、完璧主義のように見えるお母さんほど子育てにしんどくなっている様子がよくわかりましたが、どのお母さんもお子さんのために一生懸命である姿がとても印象的でした。
子育て経験のない私に、子育てでつらいことも、楽しいことも教えてくださったお母さんたちには、感謝しています。自分が子育てをする時期がきたら、仕事を通じて出会ったお母さんたちのように、子どもの事に一生懸命でありたいなと思います。そして、一人で子育てをして頑張るのではなく、地域の子育て支援センターもたくさん利用したいと思っています!
Author:市町村実務研修員 岡本 友香
天理市から1年間奈良県へ出向し、女性活躍推進課で日々業務をしながら、勉強中です。
県庁周辺には美味しいお店がたくさんあり、色々なところに食べに行った結果、料理の味にはとても厳しくなりました(>_<)
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